やる気を持続させるコツ>ヒトはやる気のある人とない人に分かれる?
経営学の理論の一つに、X理論−Y理論というものがあります。
これらは対立する二つの内容の理論なのですが、ヒトを2つの種類に分けて
考えたものなのです。
つまり、X理論では、ヒトはやる気のある存在で、Y理論ではヒトはやる気の
ない存在だと定義づけられているのです。
X理論によれば、ヒトは非常に積極的。
積極的に行動し、物事を考え、実行します。
仕事を与えられれば、どうすればより効率的か?を考えながら最後まで
やり抜くことができます。
だから、そのヒトが自己実現できるような環境を整えてあげることが
経営する側の仕事である、と。
Y理論によれば、ヒトは非常に怠惰な生き物。
なるべく行動しなくていいように振る舞い、仕事を与えられれば
どうやってサボるかを常に考えている…。
だから、罰を設定したり、ノルマを課すなどして競争意識を刺激すること
が、経営する側の仕事である、と。
これらの理論はちょっと極端ですよね。ヒトは本来、様々な側面を持っている
ものですから、こんなキレイに分けられるはずがありません。
ただ、経営学が真剣にヒトについて、ヒトのやる気というモノについて
考えているということがお分かりいただけたと思います。
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